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海舟の中で資産設計を ver2.0
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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emaxis slim、いよいよ米国ETFとの終わりなき戦いに突入
emaxis slimがまた信託報酬の引き下げを発表しています。
業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施

詳細を確認します。
名称ベンチマーク信託報酬(改定後)従来(予定判明済み)の最安ファンド
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)S&P5000.162%自身(0.1728%)
※最安値更新
※楽天VTI(CRSP USトータルマーケットインデックス)が0.1596%


今回の改定は6月14日からの実施となります。



今回の信託報酬改定は、楽天VTIが、組入れ秋のETFの経費率低下に連動してコストが低下したことに対応してのものです。
emaxis slim米国株式の引き下げ後の信託報酬は、楽天VTIと消費税抜きの部分において同率に並んでいます(米国で発生するコストには消費税がかからないので、投資家から見るとその分だけが差として出てきます)。

米国株インデックスファンドで楽天バンガードとemaxis slimに続く位置にいるのはiFree S&P500の信託報酬0.243%と、やや差が開いていますから、現段階では楽天とslimの一騎打ちというに近い状況にあります。
そんな中で、バンガードのコスト低下によって自動的にemaxis slimが追随の為に信託報酬引き下げを行わざるを得なくなるという構図が実現しています。
このような構図は、既に当ブログでは2017年7月の段階で予想されていたことでもありました。
バンガード(に限らず、米国のETF運用会社)にしてみれば、淡々と自社商品の運用を改善した結果として経費率が下がっているだけで、別に日本ローカルの運用会社の事情に何らの興味も打算も持ち合わせているはずもありません。
そのような、競争という意図に裏打ちされているわけでもない単なる事実としてのコスト低下に追随して信託報酬を同じだけ下げるというのは、三菱UFJ国際投信にしてみればかなり厳しいものがあるでしょうが(相手は何の忖度もなく淡々と経費率を低下させるのだから)、投資家にとってみれば、当然米国のコスト低下の成果にタダ乗りできることになり、これほど楽でありがたいこともありません。
バンガード側は今後とも経費率の継続的低下は当然ありうるところですから、それに伴ってのemaxis slimの自動的コスト引き下げも当面継続することになりそうです。当分の間は、バンガード側の決算・経費率改定に伴いemaxis slim側の信託報酬が引き下げを余儀なくされる構図は終わりのないものになりそうです。

それにしても、片方にファンドオブETFsがあり、もう片方に信託報酬最安を謳う投資信託があることで、国境を越えたコスト引き下げ競争が起こるというのも、なかなかボーダレスの世を象徴する面白い光景です。
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emaxis | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2019/05/24(金) 01:28 ]
[ 最終更新:2019/05/24(金) 01:28 ]

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