emaxis slimシリーズが、3本のファンドの信託報酬を改定します。 業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施
詳細を確認します。
8月9日からの改定実施となります。
言うまでもなく、たわらノーロード全世界株式の登場に対抗しての信託報酬引き下げです。 ただ、オールカントリーのみならず、除く日本や3地域均等を含めた全世界株式三兄弟を全て引き下げ対象としたのは目を引きます。 SBI証券のiDeCoセレクトプランのように、三兄弟の中では「除く日本」しか利用が許されていないという環境下においても等しく恩恵を享受できるわけで、大変助かるものです。
なお、emaxis slimのTOPIXと先進国株式と新興国株式とを1:8:1で組み合わせると、合成信託報酬は0.11282%(税抜き)となります。今回の引き下げ後のオールカントリーが0.12%(税抜き)ですから、依然として個別ファンドの組み合わせの方が低廉ですが、オールカントリーであれば自動でバランスが維持されるという事を考えると、この信託報酬差ではさすがに個別ファンドを組み合わせるメリットもなくなってきたようです。
安く上げる事を究極まで追求するならば、3地域均等を3割に対し先進国株式を7割で組み合わせれば概ねオールカントリーに近くなって合成信託報酬が0.10593%(税抜き)となります。やってみます?
気が付いてみれば全世界株式の総本山たる本家VTの経費率0.09%も手の届くところまで来ています(ただし、VTの数字に含まれているものの範囲は日本でいう信託報酬とは異なります)。 いやはや、まさかここまでコストの低下が起こってくるとは……・
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