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2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。投資関係中心に語ります
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Author:安房
2008年10月、リーマンショックのさなかからインデックスファンド中心の資産運用開始。
以来7年、現在の運用資産残高1000万余(預金等含まず)。
投資関係中心に語ります

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Fund of the Year 2015に投票 #foy2015


年に一度開かれている、投信ブロガーが選ぶFund of the Yearの投票時期がやってきました。
このイベントは、投資信託のユーザーであるブロガーが、利用者目線で優れたファンドを選び発信していくというものです。
基本的にはブロガーの間で勝手にやっているものですが、運用会社からもそれなりの関心が持たれているらしく、上位入賞したファンドの運用会社は表彰式に関係者が出席してみたり、公式サイトで受賞結果を公表したりしています。
もっとも、そのようなことをしている同じ運用会社の中にも、多階建てとか通貨選択とかの絶対ブロガーに褒められないひどいファンドを売り出したりする会社もありますから不思議なものです……

弊ブログは昨年の開催時はちょうど投票権付与の基準日が過ぎた後に開設したので参加できませんでしたが、今年はきっちり投票させていただきたいと思います。

与えられた5ポイントを、以下のように振り分けます。

emaxisバランス(8資産均等型) 2ポイント
SMTインデックスバランス・オープン 2ポイント
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) 1ポイント

個人的には各個別のファンドを組み合わせてみるのが好きではあるのですが、実際問題としてその組み合わせを決めるための前提条件となるデータ(リスク・リターン・相関係数等)は入手が困難であったり、期間の取り方で大きく変わったりしてしまい、その結果として組み合わせの最適解もぶれ易くなってしまいます。
また、そもそも何本ものファンドをリスクとリターンと相関係数とでいろいろややこしい計算して最適組み合わせを探す…なんて行為が万人に実行可能とも思えません。
そう考えると、主要資産が全部入っているバランスファンドが、広く一般に薦めるには向いているように思います。
幅広い資産が入ってさえいれば、少なくとも大外れということはありませんし、個別ファンドの組み合わせ方が上記のように実際のところあまり正確に出しえないことを鑑みるとパフォーマンス的にも(少なくとも、組み合わせを考える労力・コストとの兼ね合いを踏まえると)有利かもしれません。

また、昔はバランスファンドの泣き所であったコスト面も、いまや低コストインデックスファンド系列のバランスファンドでは個別ファンドと同等レベルでしかありません。
たとえばemaxisバランス(8資産均等型)は個別ファンドを組み合わせるよりも信託報酬が低廉となっており、「バランスファンドは高コストだからだめ」などという態度はもはや時代錯誤そのものであるというべきでしょう。

emaxisバランス(8資産均等型)は「日本・先進国・新興国」×「株式・債券・REIT」の9資産から新興国REITを除いた8資産に、SMTインデックスバランスは9資産全てに投資する構成となっており、1本のファンドで幅広く投資という観点からはツートップとなります。よってこの両ファンドに2ポイントずつ投じます。
ニッセイの4資産均等は新興国もなければREITもない、ということで資産構成の幅としてはかなり微妙なのですが、新興国のいろいろな不安定・不透明さ、不動産のバブル等に拒否感の強い向きにはそれなりに適しており、なにより信託報酬が0.3672%と一段低い点にも敬意を表して1ポイントだけ投じることにしました。

なお、新興国REITの組み入れは必要性が微妙な点(もっとも私自身はemaxisの新興国REITで購入していますが)、均等配分のほうが「下がった資産を買う」ことから有利なリターンになりそうな「気がする」ことから個人的に好きなので、もしもう1ポイント与えられたらemaxisバランス(8資産均等型)に3ポイント目を投じると思います。





(備考1)
なお、冒頭に貼った画像は先日の北海道旅行で訪れたおたる水族館入り口の亀です。
なにやら投票記事中に爬虫類画像を貼る必要があるらしいので、とりあえず手元にあるものから思いついたのがこれでした。
*参考



(備考2)
このFund of the Yearですが、以前他のブロガーさん何人かと飲んだときに問題意識として指摘されたのが、「低コストインデックスファンド(ETF含む)と直販投信に2極化されている」ということでした。
直販でない普通の運用会社から出ているアクティブファンドは、JPMザ・ジャパンAvest-Eといった名高い優良ファンドも含め全く入賞歴がないそうで、インデックス&直販の内輪での争いから広がりが出てきていない感じだという声があるようです。

アクティブファンドにも全く魅力のあるファンドがないわけではなく、以下のページでまとめられています。
存在価値のあるアクティブファンド (ノーロード投資信託徹底ガイド)

また、こんなのもあるようです。
歴史ある大型株ファンドが楽天証券で買える。しかし・・・ (吊られた男の投資ブログ)

必ずしもこれらのファンドへの投票を推奨するものではありません。
しかし、仮に比較的低コストのアクティブファンドに票が入って順位が上がってくるようなことがあれば、運用会社にも何らかのメッセージが伝わりコスト面での改善機運が出てくるかもしれません。
そう考えると、アクティブファンド運用を好む向きにおいては、ここでの投票行動が結構重要な意味を持ってくるかもしれません。

(アクティブファンドのコストについての問題意識を指摘する記事)
低信託報酬なアクティブファンドは出てこないのか (吊られた男の投資ブログ)

一般投資家へのアピール、運用会社へのアピールと2つの性格を兼ね備えるFund of the Yearです。
その投票権が有意義に生かされると良いと思います。
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Fund of the year | トラックバック:0 | コメント:0
[ 2015/11/09(月) 00:45 ]
[ 最終更新:2018/02/11(日) 18:09 ]

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